水平思考クイズとは
「ウミガメのスープ」の名前で知られている、質問を重ねて真相にたどり着く推理ゲームです。ここでは呼び名・元ネタ・ルール・出題のコツをまとめます。
水平思考クイズという名前
水平思考(ラテラルシンキング)は、正面から論理を積み上げるのではなく、前提そのものを疑って別の見方を探す考え方のことです。
このゲームでは「男は自分の顔を殴った」のような、そのままでは筋の通らない状況が示されます。そこで疑うのは事実ではなく、聞いた人が勝手に置いた前提のほうです。
英語圏では situation puzzle(シチュエーションパズル)や lateral thinking puzzle と呼ばれ、日本では「ウミガメのスープ」「水平思考クイズ」の2つの呼び名が並んで使われています。
ウミガメのスープという名前の元ネタ
名前は、このジャンルの代表的な1問から来ています。ある男がレストランで「ウミガメのスープ」を注文し、一口飲んで店主に確認したあと、店を出て自ら命を絶った——なぜか、という問題です。
日本では、この問題を表題にした翻訳書が広く読まれたことで、「ウミガメのスープ」が問題1つの名前を超えて、ジャンルそのものの呼び名になりました。
このサイトは、その形式を使った自作の問題を出しています。原典の問題集の文章は使っていません。
ルール
出題者が1人、答える人は何人でもかまいません。出題者だけが正解を知っている状態から始めます。
答える人は、YES か NO で答えられる質問をします。「なぜですか」「何ですか」のように答えが説明になる質問は使えません。
出題者は YES / NO / 関係ありません の3つだけで答えます。答えの筋に関係のない質問には「関係ありません」を返すと、話が散らからずに進みます。
真相に近づく質問が出たときは「いい質問!」と伝えます。何が効いた質問だったのかが全員に共有されるので、そこから一気に進むことがあります。
答える人が真相を言い当てたら終わりです。言い回しが違っても、話の骨格が合っていれば正解にしてかまいません。
出題のコツ
最初の質問が出るまで待つ
沈黙が続いても、こちらから情報を足しすぎないこと。前提を疑っている時間そのものがこのゲームの中身です。
「関係ありません」を惜しまない
すべてに YES / NO を返すと、答えに関係のない枝に全員で10分入り込むことになります。
行き詰まったら範囲を狭める
「場所は関係ありますか?」「登場人物は2人以上ですか?」のように、出題者からも質問の形で足すと押しつけになりません。
正解は読み上げる
要約すると驚きが半分消えます。答え合わせのときは、書いてある文をそのまま読むほうが効きます。